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マレーシア、全国で新たな封鎖措置 変異株の感染急増で

マレーシア政府は10日、新型コロナウイルス感染者数の急増と、感染率の高い変異株の対応に苦戦する中、感染拡大を抑えるための新たな封鎖措置を全国で導入した。写真はマレーシアで撮影(2021年 ロイター/Lim Huey Teng)

[クアラルンプール 10日 ロイター] - マレーシア政府は10日、新型コロナウイルス感染者数の急増と、感染率の高い変異株の対応に苦戦する中、感染拡大を抑えるための新たな封鎖措置を全国で導入した。政府は同国の医療制度が試されていると訴えた。

ムヒディン首相は州・地区をまたいだ移動や、懇親会を禁止すると語った。教育機関を閉鎖するが、経済分野の稼働を続けることは認めると説明した。詳細は明らかにしなかった。

ムヒディン氏は声明で「マレーシアは、国家の危機につながる恐れがある新型コロナ感染の第3波に直面している」と指摘し、封鎖措置を6月7日まで続けるとした。

感染率が高い変異株の出現に加え、医療制度が一段と制約される中で封鎖措置が必要になったと述べた。

マレーシアはここ数週間、新型コロナ感染者数が急増している。10日に報告された新規感染者数は3807人だった。これまでの累計感染者数は44万4484人、死者数は1700人。

ムヒディン氏が1月に宣言した緊急事態は現在も続いている。

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