[クアラルンプール 16日 ロイター] - マレーシアのムヒディン首相は16日、米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの第1便が21日に到着し、26日から接種を開始すると発表した。自身が最初に接種を受けるという。
首相はワクチン接種プログラムのハンドブックを発表、「この包括的なプログラムは、集団免疫の確実な獲得により新型コロナ感染拡大を阻止し、感染流行に終止符を打つことを狙いとしている」と述べた。
マレーシアは2020年の大半にわたって概ね感染を抑制してきたが、ここ数週間で感染者が急増。累計感染者は東南アジアではインドネシアとフィリピンに次ぐ26万人以上、死者は975人となっている。
1年以内に国民3200万人の80%以上に接種する方針で、目標達成を上回る調達量を確保している。
ファイザーとビオンテックのほか、英アストラゼネカ、ロシアの国立ガマレヤ研究所、および中国シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)と、中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)との間で、供給契約を結んでいる。
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