[メキシコ市 24日 ロイター] - メキシコで24日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。メキシコの感染件数は世界で4番目に多く、これまでに12万人が死亡。
ワクチン調達責任者を務めるマルサ・デルガド外務次官は「パンデミック(世界的な大流行)終息に向けた歩みが始まった」と述べた。
メキシコには23日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの初回供給分が到着。初回は3000回分にとどまったが、次回は5万回分の供給を受ける。来年1月31日までには140万回分が供給される見通し。
メキシコ市のルベン・レネロ病院の集中治療室(ICU)担当看護師長を務める59歳のマリア・イレーネ・ラミレスさんはファイザー製ワクチンの接種を受け、パンデミックと戦い続ける力をもらったとし、「最高のクリスマスプレゼントを受け取った」と述べた。
中南米ではこの日、コスタリカでも接種が開始された。チリには最初の出荷分が到着し、医療従事者を中心に近く接種を開始する。
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