[16日 ロイター] - 米モデルナは16日、2回目の米国向け新型コロナウイルスワクチン1億回分の供給について、これまでの計画を1カ月繰り上げ、5月末までに実現すると発表した。
初回の1億回分については引き続き3月末までに供給する見通しとし、3回目の1億回分の供給も2カ月前倒しし、7月末までに実現する計画とした。
ワクチン生産の最終段階で生じている遅れは早期に解消される見通しで、月間の供給目標を遅延させることはないとの見方を示した。
月間の供給見通しは、2、3月が3000万─3500万回分、4─7月末にかけ4000万─5000万回分。
これまでに米国向けに4540万回分が供給されたという。
モデルナは米政府への供給がこのほど遅れたことについて、提携先の米キャタレントの製造最終段階で「短期的な遅延」があったためと説明。遅延は近く解消する見込みとし、毎月の供給目標に影響は出ないとした。
キャタレントは、ワクチン製造を巡る全ての確約を達成していると表明。モデルナが3月末までに1億回分のワクチン供給を目標としていることもこれに含まれるとした。
*内容を追加しました。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」