[19日 ロイター] - 陸上の国際競技団体、世界陸連のセバスチャン・コー会長は19日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を踏まえ、東京オリンピックの開催を9月か10月に延期することは可能との考えを示した。ただ開催を取りやめるかどうかを決断するのは時期尚早と指摘した。
新型コロナが猛威を振るう中、東京五輪の開催に慎重論がでているが、国際オリンピック委員会(IOC)は今のところ予定通り7月24日─8月9日の日程で開催する方針を示している。
コー会長はBBCスポーツで、開催まであと4カ月あり「拙速に決めるべきでない」と指摘。
開催を9月か10月に延期する可能性があるかとの質問に「日程の調整が必要なら、しなければならない。可能性はある。あらゆることが可能性がある」と述べた。
「事態は刻々と変わっているが、今下すべき決定ではない。入手した情報を基に状況を管理しようとしているが、情報は多くはない」とした。
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