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EXCLUSIVE-東京五輪の7月開催、5月中のコロナ終息必要=仏五輪委会長

フランス・オリンピック委員会のマセリア会長は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が5月末までに終息しない限り、2020年東京五輪を予定通り7月に開催することはできないと述べた。都内で撮影(2020年 ロイター/EDGARD GARRIDO)

[パリ 16日 ロイター] - フランス・オリンピック委員会のマセリア会長は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が5月末までに終息しない限り、2020年東京五輪を予定通り7月に開催することはできないとの見解を示す一方で、日本国内の感染防止対策を高く評価した。

マセリア会長はロイターとの電話インタビューで「新型コロナ危機が5月末まで続くとしたら、東京五輪がどのように(予定通り)開催できるのか分からない」と指摘。「ピークが過ぎ、状況が改善されれば」、少なくとも最悪の事態は免れるだろうと述べた。

また国際オリンピック委員会(IOC)が17日に各国内オリンピック委員会(NOC)と電話会議を行うと明かした。

<日本の対策は完璧>

先日まで仕事で日本を訪れていたという同氏は、日本のコロナウイルス対策は完璧だと称賛。「欧州が現在のような状況に陥るとは、1週間前は想像もできなかった。私は土曜日(14日)の午前中、前向きな気持ちで(日本から)帰国した。日本でのコロナウイルス問題への取り組み方は欧州とは少し違った」とコメントした。

さらに「日本では予防対策が徹底されており、あらゆる場所に消毒液が用意されていた。誰もがマスクを着用し、ほぼ普段通りに仕事をしていた」と話した。

日本ではこれまでに895人がコロナウイルスに感染。欧州で最も感染者の多いイタリアでは、16日の時点で2万7980人もの感染が確認されている。

*内容を追加しました。

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