[リマ 22日 ロイター] - ペルーで22日、新型コロナウイルスの感染者数が100万人を突破した。同国では感染第2波発生が懸念されている。
当局の発表によると、累計感染者数は100万0153人、死者は3万7218人。
1日当たりの感染者数は8月末の1万人をピークに、ここ数カ月は減少。21日は1000人程度だった。しかし多くの人は、脆弱な医療システムや病院の混雑から、次の感染増加を乗り切るのが困難になると懸念している。こうした中、政府は感染第2波阻止を目指し、新年前後の休暇付近に規制を実施した。
ペルーは米ファイザーからワクチン990万回分を購入する仮契約を結ぶとともに、新型コロナワクチンを世界各国で共同購入して分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」と1320万回分のワクチンを調達することで合意している。
しかしワクチン確保の取り組みで一部近隣諸国に遅れを取っており、政府は先週、第1便の到着次期やワクチンの数は不明とした。
中南米では同国のほか、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、メキシコで感染者が100万人を超えている。
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