[8日 ロイター] - 米ファイザーは8日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、12歳以下を対象にした大規模臨床試験(治験)を開始すると発表した。
治験は米国、フィンランド、ポーランド、スペインで実施され、最大4500人が参加する。
ファイザーの広報担当者によると、5─11歳の子どもの試験結果は9月に得られる見通しで、同月内に当局に緊急使用許可を申請する方針。続いて2─5歳の試験結果、10─11月には6カ月─2歳の試験結果が得られる見通しという。
接種の容量は、5─11歳が10マイクログラム、生後6カ月の乳幼児から5歳までが3マイクログラム。
ファイザー製ワクチンは欧州連合(EU)、米国、カナダなどですでに12歳以上への緊急使用が承認されている。
米疾病対策センター(CDC)によると、米国で少なくとも1回のワクチン接種を受けた10代の若者は約700万人に上る。
ただ専門家らは、ファイザーなどのmRNAワクチンと特に若い男性の間でみられる心筋炎との関連性を調査している。
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