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米ファイザーのコロナ薬、試験データが高リスク患者向け使用妥当化

米食品医薬品局(FDA)の審査官は14日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」について、臨床試験データは重症化リスクの高い成人へ使用する妥当性を裏付けるとの見解を表明した。資料写真、2020年11月撮影(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

[14日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)の審査官は14日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」について、臨床試験データは重症化リスクの高い成人へ使用する妥当性を裏付けるとの見解を表明した。同薬の完全承認へ1歩近づいた。

FDAの外部の専門家からなる諮問委員会は16日、重症化リスクの高い軽度から中等症の新型コロナウイルス患者を対象としたパクスロビドの完全承認について協議する予定。同薬は2021年後半から、こうした患者への緊急使用が認められている。

バイデン米大統領やホワイトハウスのアンソニー・ファウチ元首席医療顧問など、パクスロビド服用後に最初の回復から数日後に再び陽性となる「リバウンド」の事例が複数報告されている。ただ審査官は、中─後期試験中の全体のリバウンド率は10─16%で、同薬ないしプラセボ(偽薬)を服用した人の間でリバウンド率が高いことを示す証拠はなかったと指摘した。

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