フィリピン、数週間以内の経済再開を視野＝大統領

［マニラ　１１日　ロイター］ - フィリピンのドゥテルテ大統領は１１日、経済は早期に再開されるべきとの見解を示すとともに、数百万人に対する新型コロナウイルスワクチンの接種を迅速に進めるよう求めた。同国では、１日当たりの新規感染者数が約６カ月ぶり高水準となっている。

コロナ禍前のフィリピンは世界で最も成長率の高い国の一つだったが、感染抑制のため実施された厳格で長期にわたる規制により、消費支出が鈍化し、数百万人の失業者が出ている。

大統領は、地方空港の落成式で演説し、「経済を近く再開しなければならない。数週間内という日程を設定している」と述べた。

その上で、大都市圏を中心に数百万人へのワクチン接種が完了すれば、経済を再開する考えを示した。