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ゴンドラに乗って映画鑑賞、コロナ規制下のマニラで新サービス

 新型コロナウイルス感染防止のため厳しい規制が取られるフィリピンの首都マニラで、ゴンドラに乗って映画鑑賞する「ゴンドラ・シネマ」サービスが始まった。マニラで18日撮影(2020年 ロイター/Lisa Marie David)

[マニラ 19日 ロイター] - 「気分はベニス」。フィリピンの首都マニラで、ゴンドラに乗って映画鑑賞する「ゴンドラ・シネマ」サービスが始まった。新型コロナウイルス感染防止のため厳しい規制が取られる中、社会的距離を取って心置きなく劇場スクリーンで映画が楽しめると好評だ。

フィリピンは、東南アジアでインドネシアに次ぎ、新型コロナの感染が深刻な国。3月下旬からロックダウン措置が取られ、映画館も閉鎖されている。

「ゴンドラ・シネマ」は、ベニスの運河を模したショッピングモールが提供。運河にしつらえた劇場用スクリーンをゴンドラに乗って鑑賞する。ゴンドラの定員は2人。1回の上映の定員は10人で、ゴンドラ同士は数メートルの社会的距離を取る。観客はイヤホンを持参し、専用の周波数に合わせて音声を聴く。鑑賞料金は500ペソ(10ドル)で大体マニラの最低日給に相当する。

モール関係者はロイターに「ボートに乗るのはユニークな体験」と語った。

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