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フィリピン、公共交通など現場型労働者にワクチン接種へ 計画第2弾

 6月7日、フィリピン政府当局者は、新型コロナウイルスワクチン接種計画の第2弾として、今週から公共交通機関の労働者など非在宅型の職種約3500万人への接種を始めると発表した。マニラで5月21日撮影(2021年 ロイター/Lisa Marie David)

[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン政府当局者は、新型コロナウイルスワクチン接種計画の第2弾として、今週から公共交通機関の労働者など非在宅型の職種約3500万人への接種を始めると発表した。感染を抑制すると共に経済の再開を促す。

大統領報道官のハリー・ロケ氏は記者会見で、接種の予約登録は9日から可能になるとした。非公式の労働者も対象にする。

第1弾の接種は医療従事者や高齢者、基礎疾患のある人に対して、3月に開始。人口1億1000万人のうち、1回目まで接種を済ませた人は440万人、2回目も終えた人は150万人強にとどまっている。

フィリピンは中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のワクチンを中心に900万回分超を受け取っているが、分量は今年7000万人に接種を終えるとの目標には程遠い。

政府のワクチン調達計画責任者は別の記者会見で、6月か7月のうちに追加で2200万回分のコロナワクチンが届く見込みだと述べた。

同国の食品医薬品局責任者によると、政府は7日、中国医薬集団(シノファーム)のワクチンの緊急使用を承認。フィリピン保健省が中国から寄付される同社ワクチンの受け入れを申請していた件も、許可した。

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