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モスクワ、デルタ株感染が90%に 死者急増で規制強化

6月23日、ロシアの主要都市では、インドで初めて発見された新型コロナウイルスのデルタ株の感染が増える中、死者が急増しており、当局は感染抑制に向け規制を強化している。モスクワの病院で16日撮影(2021年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアの主要都市では、インドで初めて発見された新型コロナウイルスのデルタ株の感染が増える中、死者が急増しており、当局は感染抑制に向け規制を強化している。

同国のコロナ対策本部によると、過去24時間に確認されたコロナ関連の死者は548人となり、2月以来の高水準を記録。モスクワで88人、サンクトペテルブルクで93人とそれぞれ過去最多となった。

モスクワのソビャニン市長は、新規感染のうち90%がより感染力が強いデルタ株によるものだとし、市の医療システムは「能力の限界に近づいている」と述べた。

モスクワは今週、バーやレストランをワクチン接種済みか過去に感染して免疫を持つ市民のみに利用を限定する規制を導入。また、ワクチンを受けていない人は、緊急以外の病院での治療は拒否されることになる。

サンクトペテルブルクでは、サッカー欧州選手権(ユーロ)の23日の試合と7月2日の準々決勝でスタジアムの収容人数(通常6万8000人)を50%に限定する。

国内全体の23日の新規感染数は1万7594人だった。

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