[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア直接投資基金(RDIF)のキリル・ドミトリエフ総裁は4日、国内で年内に約200万人に対し新型コロナウイルスワクチンを接種すると述べた。
ロシアでは国立ガマレヤ研究所が「スプートニクV」を開発しており、感染を防ぐ有効性が92%だったとする中間報告が先月発表された。プーチン大統領は2日、国民に対する大規模な新型コロナウイルスワクチン接種の開始を命令。首都モスクワではこの日から受付が始まった。
モスクワ市は感染リスクが高い職業に就いている人を対象にウェブサイトを通して受付を開始。接種は無料で、5日に開始する。ソビャニン市長によると、受付開始から5時間で医療従事者、教師、ソーシャルワーカーなどを中心に5000人の申し込みがあった。
タス通信によると、ロシアは現在10種類のコロナワクチンを開発中。スプートニクVとは別のワクチン「EpiVacCorona」の大規模治験が今週開始された。
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