[ヨハネスブルク 7日 ロイター] - 南アフリカのムキゼ保健相は7日、新型コロナウイルスに対する集団免疫獲得に向け、人口の約3分の2に相当する4000万人に1年かけてワクチンを接種させる計画を発表した。ただ開始時期については明らかにしなかった。
ムキゼ保健相によると、南アは1月から2月にかけて、インドのセラム・インスティテュート・オブ・インディア(SII)が製造する英アストラゼネカ製ワクチン150万回分の供給を受ける。
接種計画に利用するワクチンの内訳は、アストラゼネカ製が約70%、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製が20%、米ファイザー製と米モデルナ製がそれぞれ5%。
接種1回当たりの価格はアストラゼネカ製が54ランド(3.57ドル)と最も安い。
南アでは、昨年末に同国東部で検出された新型ウイルスの変異種の感染が拡大している。感染による死者は今週に入り3万人を超えた。
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