[ヨハネスブルク 1日 ロイター] - 新型コロナウイルス変異種の感染が拡大している南アフリカに1日、英アストラゼネカ製ワクチンの初めての出荷分100万回分が到着した。検査を経て向こう10─14日で接種を開始する。
南ア向けワクチンを製造したのはインドのセラム・インスティテュート・オブ・インディア(SII)。SIIは月内にさらに50万回分を出荷する。
政府当局者によると、南アは製薬会社との個別契約のほか、ワクチンの公平な供給を目的とした国際的な枠組み「COVAX」を通して、これまでに5000万回分を超えるワクチンを確保。多くが1回の接種で済む米医薬品・健康関連用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンであることから、年内に国民の3分の2に接種する目標はこれでほぼ達成できる。
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