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「サンタ村」にもコロナ禍、観光客激減で地元産業が苦境に

[ロバニエミ(フィンランド) 16日 ロイター] - もうすぐクリスマスがやって来る。しかし、フィンランド北部ラップランドのロバニエミにある「サンタクロース村」では、新型コロナウイルス流行の影響で今年は観光客が激減。サンタクロースに大きく依存する地元の産業にとって、今年はクリスマスどころではないかもしれない。

フィンランドは、新型コロナの感染者数が相対的に少ないが、厳格な移動制限を導入しており、外国人の大半は入国することができない。

フィンランド北部は、サンタクロースとの対面のほか、オーロラ鑑賞、スノーモービルサファリなどが観光の目玉であり、例年であればこの時期には大勢の観光客でにぎわう。それが今年は観光客の数が大幅に減少しており、ビジネス・フィンランドの観光産業データによると、2020年8月には外国人観光客数が前年同月比で78%も減っている。

地元観光局の責任者は「地元の産業にとって、クリスマスが危機に瀕していることに間違いない」と話す。「クリスマス自体は来るだろうが、どれほど陽気なものになるのか、それは疑問だ」とコメントした。

サンタクロース村では現在、サンタがアクリル板越しに子どもにあいさつ。小人たちはマスクを着用している。

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