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南アジアのコロナ感染者が累計3000万人超す、インドで第2波猛威

[ベンガルール 28日 ロイター] - 南アジアの新型コロナウイルス感染者が28日、累計で3000万人を突破した。ロイターが公式データを集計した。感染第2波が深刻なインドが圧倒的な割合を占めており、地域全体でコロナワクチンが不足している。

南アジアの新型コロナウイルス感染者が28日、累計で3000万人を突破した。写真はインドで22日撮影、治療を受ける患者(2021年 ロイター/Adnan Abidi)

世界で2番目に人口が多いインドは、今月の新型コロナによる死者数が、昨年以来のパンデミック(世界的大流行)下で最多となった。

インド、バングラデシュ、パキスタン、ブータン、ネパール、モルディブ、スリランカから成る南アジア地域の感染者数は全世界の18%、死者数は約10%を占めている。ただ、公式統計は深刻な感染状況の実態を反映していないとの指摘も多く聞かれる。

インドは今月、18歳以上の国民全員を対象とするワクチン接種プログラムを開始。しかし、同国が世界有数のコロナワクチン生産国であるにもかかわらず、国民の接種に必要な量のワクチンを確保できていない。

人口13億人のうち、ワクチン接種を完了したのはわずか3%程度と、感染者数の上位10カ国で最も低い。ワクチン不足を巡りモディ首相への批判も高まっている。

国内の需要を満たすために、インドは3月に一時的にワクチン輸出を停止。それまでに6600万回分以上を海外に寄付するか販売していた。輸出停止を受けて、バングラデシュ、ネパール、スリランカとアフリカの多数の国は代わりのワクチン確保に奔走した。

インドのワクチン不足も輸出停止で解消されなかった。

一方、1日当たりの感染者数はここ数日で減少しており、第2波の猛烈な勢いが鈍化している可能性がある。

28日時点の感染者の累計は約2760万人で、死者数は31万8895人に上る。

インドの隣国パキスタンはこれまでに約1800万回分の新型コロナワクチンを確保しており、19歳以上の国民を対象とする接種プログラムを26日に開始した。

「アワー・ワールド・イン・データ」の統計によると、南アジアで28日までに少なくとも2億1917万回分のコロナワクチンが投与された。

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