[ソウル 8日 ロイター] - 韓国疾病予防管理庁(KDCA)が公表したデータによると、韓国は7日、新型コロナウイルスワクチンを85万7000回接種した。1日当たりの接種回数としては過去最多を記録し、1回目の接種を終えた人の比率は16.4%となった。
韓国は昨年、積極的な感染者追跡システムを使ってコロナ封じ込めに一定の成功を収めたが、その後感染が再拡大。ワクチン接種は、世界的な不足などを背景に遅れていたが、最近はペースが加速しつつある。
韓国は先週、今年上半期の接種回数の目標を予定よりも早く達成できるとの見通しを発表。11月前の集団免疫獲得を目指すとしている。
韓国は7日、454人の新型コロナの新規感染者を報告。感染者数は累計で14万5091人、死者数は1975人となった。
1日当たりの新規感染者数はここ数週間、400─700人で推移しており、政府は対人距離規制の緩和を見送った。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」