April 27, 2020 / 6:06 AM / in 3 months

米株価収益率が上昇、業績不透明で株価評価難しく

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米株価の急速な回復を受け、株式のバリュエーションを示す株価収益率(PER)が高水準に上昇している。しかし、新型コロナウイルスの影響で今年の企業業績を巡っては不透明感が極めて強く、株価評価を難しくしている。

 4月26日、米株価の急速な回復を受け、株式のバリュエーションを示す株価収益率(PER)が高水準に上昇している。写真はニューヨーク証券取引所。2018年10月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

企業の業績見通しが悪化する一方で、S&P総合500種.SPXが3月の安値から25%超上昇するなど株価は回復しており、新型コロナを巡る市場の動揺で大きく低下したPERは再び上昇傾向にある。

24日時点のリフィニティブI/B/E/Sのデータによると、S&P500構成銘柄の今後4四半期の利益見通しを基にした予想PERは20.1と、少なくとも過去15年で最も高い水準にある。3月時点では予想PERは14前後だった。

一方、I/B/E/Sのデータによると、アナリストはS&P500構成銘柄の今年の業績について、17.9%の減益を予想している。4月初め時点で見込まれていた3.5%減益から大幅に悪化している。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフエコノミスト、ピーター・カルディロ氏は「一部のケースでは、バリュエーションは実態を反映していない」と語った。

アナリストの業績予想はさらに悪化する可能性もあり、現在のPERの水準にさらに疑問が生じる。

市場関係者は欧州株に関しても同様の問題を指摘している。

JPモルガン・アセット・マネジメントのストラテジスト、マイケル・ベル氏は「PERのP(株価)はやや高めだが、過度に行き過ぎてはいない」とする一方、「E(収益)の予想がおそらく楽観的過ぎる」と指摘した。

しかし、米連邦準備理事会(FRB)による刺激策に支えられてPERはさらに上昇する可能性がある。

プルデンシャル・フィナンシャルのチーフストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「FRBは『何でもする』姿勢を打ち出しており、米議会も同様だ」とし、「経済ができるだけ早期に回復できるよう、金融・財政政策が互いの領域に踏み込んで支援に乗り出している」と語った。

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