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台湾、中華航空の全操縦士を14日間隔離 新型コロナ感染拡大で

[台北 11日 ロイター] - 台湾衛生福利部(保健省に相当)は10日、域内最大手である中華航空のパイロット全員を14日間隔離すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大抑制策だが、貿易依存型の台湾経済にとっての生命線に影響する措置となる。

中華航空は11日の発表文で、パイロットの隔離で航空貨物の輸送能力の10%強が影響を受けるとの見通しを示し、運航スケジュールを調整していると説明。

政府の指示に従うとともに、段階的に乗員をグループに分けて隔離するとした。可能な限り輸送サービスを維持し、全便は運休しない考えを強調した。

台湾は新型コロナ予防策を早期に講じ、これまで域内での散発的な発生以外おおむね感染を制御してきた。しかし先月以降、中華航空のパイロットと、その多くが滞在していた空港ホテルに関連した感染拡大に対応を迫られている。これまでに35人の感染が確認されている。

陳時中・衛生福利部部長(保健相に相当)は10日、中華航空関連の感染連鎖を断ち切るには、台湾に滞在しているか、渡航した同航空の全パイロットを隔離するほかないと記者団に説明。「この措置は、中華航空と旅客、貨物便および乗務員に大きな影響を及ぼすが、社会全体の安全のためこの決定を下すしかない」と述べた。

また、パイロットは検査で陰性になるまで隔離されるとした。

元大投顧のアナリスト、陳森林氏は台湾の主要製品である半導体の輸出に影響が及ぶ可能性があると指摘。半導体は既に世界的な供給不足が問題になっている。

同氏は「航空貨物はハイテク製品など高付加価値製品を主に取り扱っている。台湾の半導体出荷が最も影響を受けるだろう」とした。

11日午前の台湾株式市場で中華航空は5%超下落した。

*中華航空の発表内容を追加しました。

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