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感染者急増の台湾、コロナワクチン追加確保へ 国際組織が見通し

[台北 18日 ロイター] - 途上国のワクチン普及を支援する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」は17日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンが近く台湾に追加供給されるとの見通しを示した。

 5月17日、台湾当局は、新型コロナウイルスの新規感染者が333人確認されたと明らかにした。市中感染が拡大している。写真は台北で検査を行う医療関係者(2021年 ロイター/Ann Wang)

台湾当局は同日、新型コロナウイルスの新規感染者が333人確認されたと明らかにした。市中感染が拡大している。

台湾のワクチン在庫30万回分は底を突きつつあり、当局はワクチンの確保を急いでいる。すでにワクチンを接種したのは人口2300万人の約1%のみ。

台湾は早期に新型コロナの感染を封じ込め、ロックダウン(都市封鎖)や医療崩壊とは無縁だったが、過去1週間で感染者が700人以上急増した。累計の感染者は2017人。累計の死者は12人。

GAVIはロイターへの文書で、同組織と世界保健機関(WHO)が主導する、コロナワクチン供給の国際枠組み「COVAX」は、遅くとも6月末までに台湾に配分されたワクチンが到着すると見込んでいると説明した。

「アストラゼネカのワクチン7600万回分を2月から6月の間に最大80カ国に届けるという目標に変わりはなく、台湾への次回の供給が近く行われると見込む」とした。

台湾はこれまでに2000万回分ワクチンを発注しており、アストラゼネカ製が大半を占めるが、米モデルナ製も含まれている。ただ、世界的な供給不足の影響を受けている。

台湾はまた、COVAXを通じてアストラゼネカのワクチン100万回分強を受け取るとの見通しもこれまでに示している。

一方、台湾の駐米代表にあたる蕭美琴氏(駐米台北経済文化代表処代表)は、バイデン米大統領が国外への供給を表明した新型コロナウイルスワクチンについて、配分を受けるために交渉していると明らかにした。

台湾はアストラゼネカのワクチンのみをこれまで受け取っており、保健当局は先週、高齢者や医療関係者などの優先リストに掲載されていない人へのワクチン接種を中止した。

台湾の陳時中衛生福利部長(衛生相)は記者団に、ワクチンの追加の到着について報告すべき「新たな進展はない」が、徐々に大量のワクチンが届くだろうと述べた。詳細には触れなかった。

蔡英文総統は18日、域内で開発したワクチンが7月末までに供給されると期待していると発言。輸入ワクチンもさらに到着するとの見通しを示した。

総統は「さまざまなルートで購入したワクチンが海外から段階的に到着する。どうか心配しないでほしい」と述べた。

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