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台湾、世界保健総会に参加認められず WHOの「無関心」批判

 台湾当局は、24日に始まった世界保健機関(WHO)の意思決定機関、世界保健総会に参加が認められなかったことを受け、WHOは台湾の人々の公衆衛生上の権利に「無関心」で、中国にすり寄っていると批判した。ジュネーブで昨年1月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[台北/ジュネーブ 24日 ロイター] - 台湾当局は、24日に始まった世界保健機関(WHO)の意思決定機関、世界保健総会に参加が認められなかったことを受け、WHOは台湾の人々の公衆衛生上の権利に「無関心」で、中国にすり寄っていると批判した。

世界保健総会の議長を務めるブータンの保健相は24日、台湾の参加を議題に含めないことを正式決定したと発表した。

台湾はオブザーバーとして総会に参加するため、働き掛けを続けてきた。欧米の主要国も参加を支持していた。

中国は台湾が「一つの中国」論を認めていないことを理由に参加に反対してきた。

正式決定に先立ち、中国の在ジュネーブ国際機関代表部の陳旭大使は24日の会合で、台湾の総会参加を支持する加盟国に対し、「公衆衛生上の問題を政治問題化したり、中国の内政干渉に台湾問題を利用するのをやめるべき」と呼び掛けた。

台湾の呉釗燮・外交部長(外相)と陳時中・衛生福利部長(厚生相)は共同で出した声明で、参加への働き掛けを続けると表明。

陳氏は「専門の国際保健機関として、WHOは全人類の健康と福祉のために尽くすべきだ」とし、中国を念頭に「特定メンバーの政治的利益を特別視すべきではない」と訴えた。

呉氏は「WHO事務局が、2350万人の台湾人の公衆衛生上の権利に無関心であり続けている」と失望感を表明した。

声明は、台湾のWHO参加に向け適切な手続きが取られたと中国が偽の主張を繰り広げていると強調。WHOに対し、「専門的かつ中立的な立場を維持し、中国の政治的介入を拒否し、WHOの会合や仕組み、活動への台湾参加を認めるよう」求めた。

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