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ワクチン供給で東南アジア各国と緊密に連携=アストラゼネカ

 6月10日、英アストラゼネカは、新型コロナウイルスワクチンが「可能な限り迅速に」供給されるよう、東南アジア各国の政府と緊密に連携していると明らかにした。タイ・バンコクで7日撮影(2021年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[バンコク 10日 ロイター] - 英アストラゼネカは10日、新型コロナウイルスワクチンが「可能な限り迅速に」供給されるよう、東南アジア各国の政府と緊密に連携していると明らかにした。同社のワクチンを巡っては、タイ王室系製薬会社の工場からの出荷遅延が報告されている。

今週はマレーシアと台湾が、タイで製造されるアストラゼネカ製ワクチンの納入が遅れる見通しを示した。

同社はロイターの取材に電子メールで、マレーシアを含む東南アジア諸国への納入は数週間以内に開始されると回答。

「ワクチンをできるだけ早く供給するために、関連政府と緊密に協力している」とした。

タイの工場の現在と今後の生産量については、言及はなかった。

アストラゼネカの東南アジアでの供給計画は、タイ王室系製薬会社サイアム・バイオサイエンスが生産する2億回分のワクチンに依存している。同社の株式はワチラロンコン国王が大半を所有しており、ワクチンの生産は今回が初めて。

タイでは王室批判は重罪とされるため、サイアム・バイオサイエンスの生産目標に関する疑問はセンシティブな問題となっている。

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