March 25, 2020 / 5:15 PM / 3 months ago

ウーバーやリフトの運転手、新型コロナで雇用形態の弱さ鮮明に

[25日 ロイター] - 米配車大手のウーバー・テクノロジーズとリフトの運転手は個人事業主として配車需要の急増や柔軟な労働時間の恩恵を受けてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に景気が停滞する中、個人事業主の曖昧な労働体制の不都合な点が鮮明になっている。

ウーバーとリフトの運転手の多くは、社員のように労働法による保護が適用されない。約130万人の運転手と食品配達員の窮状を和らげる圧力がかかっているウーバーは、この危機を機会に個人事業主の契約形態を維持したまま福利厚生を拡充することを可能にするため、米労働法の大幅見直しを求める動きを強化している。

ウーバーのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は23日、働く人の分類として従業員でも個人事業主でもなくその中間に当たる「第3区分」を新たに設けるように労働法を改正することを議員に要請した。

米野党民主党のシューマー上院院内総務の報道官は25日、新型ウイルスに対応するための大規模な支援策は、失業保険が自営業者のほか、単発や短期の仕事を請け負う「ギグワーカー」にも適用されるような法改正を含むと述べた。支援策の詳細は同日明らかになる見通し。

配車サービスの需要はここ数週間で、一部の都市では最大70%も減少。多くの運転手はロイターに対し、顧客が感染を恐れて運転しなくなったと話す。

カリフォルニア州オークランドの運転手、マケラ・エドワーズ氏は「新型ウイルスの騒動で、われわれがギグワーカーとしていかに脆弱か、そして議論の対象となっていないことが鮮明になった」と話す。

個人事業主という雇用形態でも失業保険を申請する予定の運転手もいる。現状を考慮した、より柔軟な対応を期待している。

運転手の中には食品配達に転向した者もいる。より安定した収入が得られるためだ。ウーバーは25日、米国とカナダで食品配達に登録した人数が先週にその前の週から倍増したと述べた。詳細は明らかにしなかった。

セントルイス・ワシントン大学で雇用法の教授を務めるポーリーン・キム氏は、健康保険や給与など従業員の大半の待遇は雇用関係と結びついていると話す。個人事業主に失業保険などの待遇を提供するためには新たな法律を通さなければならない。現在の危機で、ギグワーカーと正社員の保護の格差が鮮明になったと述べた。

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