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米、コロナ緊急事態宣言継続へ 冬の感染急増に備え

 米政府は、新型コロナウイルス感染症について、公衆衛生上の緊急事態(PHE)指定を継続する方針。2020年11月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米政府は、新型コロナウイルス感染症について、公衆衛生上の緊急事態(PHE)指定を継続する方針。バイデン政権の2人の高官が11日に明らかにした。無料の検査やワクチン、治療が維持されることになる。

政府は今年8月、来年1月にも緊急事態指定を解除する可能性を示唆していた。指定解除の場合、保健福祉省(HHS)が60日前に各州に通知することになっていた。来年1月に解除するためにはきょう11日に通知する必要があったが、高官によると、通知はなかったという。

別の高官は、冬に感染者が急増する可能性と、公衆衛生上の緊急事態から民間での対応に移行するための時間が必要であることが、1月に指定を解除しないことを決定した理由と説明している。

公衆衛生上の緊急事態はコロナ流行が始まった2020年1月に最初に宣言され、その後、四半期ごとに延長されてきた。

米疾病対策センター(CDC)の最新データによると、1日当たりの感染者数は、9日時点で平均4万1300人近くまで減少。一方、ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は、10月21日の分析で、1日当たりの感染者数は2月には7万人近くになると予想した。

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