[ワシントン 21日 ロイター] - バイデン米大統領は21日に演説し、新型コロナウイルスのオミクロン株への対応策を発表する。政権高官が明らかにした。
今週からニューヨーク市などに連邦政府の検査施設を設置するほか、自宅で利用できる検査キットを5億個購入し、来年1月から全ての国民がオンラインで無料注文できるよう、新たなウェブサイトを開設する。
また、軍の医療関係者1000人を動員し、医療機関を支援する。
政権高官は「ワクチンを接種しなければ、病気になるリスクが高いと訴える。(オミクロン株は)非常に感染力が強く、ワクチンを接種していない人は、入院の確率が8倍に、死亡する確率が14倍に増える」と述べた。
連邦政府の検査施設は、ニューヨーク市のほか、必要性の高い地域や州・地方自治体から要請があった地域に開設する。
バイデン大統領は演説で、オミクロン株は感染力が非常に強いため、ワクチンを接種した人でも感染するが、重症化のリスクは非常に低いと指摘し、ワクチン接種とマスク着用でクリスマス休暇を安心して過ごすことができると訴える方針だ。
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