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米政権、コロナ対策資金確保に躍起 議会が承認しない場合に備え

 米政権の新型コロナウイルス対策チームのアシシュ・ジャー調整官は5月12日、ロイターのインタビューに応じ、バイデン大統領によるコロナ対策資金の追加要請を議会が承認しないシナリオに備え、これまでの取り決めを見直し、「取り戻せる」資金がないかどうか調べていると述べた。ホワイトハウスで撮影(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米政権の新型コロナウイルス対策チームのアシシュ・ジャー調整官は12日、ロイターのインタビューに応じ、バイデン大統領によるコロナ対策資金の追加要請を議会が承認しないシナリオに備え、これまでの取り決めを見直し、「取り戻せる」資金がないかどうか調べていると述べた。

米国は過去2年間に前進しつつも依然としてパンデミック(大流行)状態にあり、進化するウイルスに直面し続けていると指摘。政府は公衆衛生上の非常事態宣言を解除するかどうかという質問に対し、「1日に8万人以上が感染し、何百人もの人々が亡くなっている。われわれはまだ多くの課題を抱えている」と答えた。

「パンデミックは続いており、われわれはパンデミックと闘い、より良いコントロール下に置くための努力を続けるつもりだ」と述べた。

一方、ホワイトハウスが緊急に必要だとする数十億ドルの追加資金要求は、必要性の有無や支払い方法を巡る意見の相違に加え、以前承認された資金が全て使われたわけではないと共和党が主張する中、棚上げされている。

ジャー氏は、議会が資金を承認しない場合、政権は何ができるかを研究していると説明。「少なくとも、最もリスクの高い人たちに対するワクチン接種のための資金を確保したい」と語った。

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