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コロナワクチン緊急承認の基準厳格化、トランプ氏は必要性に懐疑的

 トランプ米大統領は9月23日、米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの緊急承認の基準を厳格化するとの報道について、「ホワイトハウスの了承が必要だ。われわれは了承するかもしれないし、しないかもしれない」と述べた。ホワイトハウスで撮影(2020年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの緊急承認の基準を厳格化するとの報道について、「ホワイトハウスの了承が必要だ。われわれは了承するかもしれないし、しないかもしれない」と述べた。

その上でFDAが基準厳格化を提案するのは「政治的な動きに思える」と続けた。「ファイザー、ジョンソン&ジョンソン、モデルナといった素晴らしい企業がワクチンを開発し、治験なども行っている。(承認)プロセスを大幅に引き延ばすべき理由があるだろうか」と疑問を呈し、これらの製薬会社には「絶大な信頼感」を持っていると強調した。

22日付の米紙ワシントン・ポスト(WP)は、FDAがコロナワクチンの緊急承認について、厳格化した新たな基準を近く発表する見通しだと報じた。米政府が承認プロセスに介入している可能性への懸念が公衆衛生専門家の間で強まっており、FDAは透明性と国民の信頼を高めるために新たな指針を打ち出す構えだという。

トランプ氏はこれまで繰り返し、コロナ感染症のワクチンは11月3日の大統領選前に供給態勢が整う可能性があるとの見方を示している。

大統領選前に治験の確定的な結果が公表できるとみられる製薬会社はほとんどないが、ファイザーPFE.Nは例外的に早い進展を示している。

モデルナMRNA.Oは10月にデータがそろう可能性は低いとこれまでに表明しており、英アストラゼネカAZN.Lの米国での臨床試験は、英国の治験で被験者1人に説明できない疾患が生じたため、中断している。

FDAのハーン長官はこの日の議会公聴会で、ワシントン・ポストの報道に直接言及しなかった。ただ、緊急承認の手続きについて、規制当局が追加情報を出す可能性が高いと述べた。

同じ公聴会で、米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は、来年3月下旬か4月までに約7億回分のワクチンが用意されるとし、これは3億5000万人分に相当するとの見通しを示した。

*内容を追加します。

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