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ワクチン国家主義は皆に有害、WHOのテドロス事務局長が寄稿

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2月2日、新型コロナウイルスワクチンについて、「ワクチン国家主義」はすべての人にとって有害であり、各国間の協力が脆弱(ぜいじゃく)なことが感染終息に必要な世界規模のワクチン接種実現で大きな壁になっていると指摘した。2020年7月、ジュネーブで代表撮影(2021年 ロイター/Fabrice Coffrini/Pool via REUTERS)

[2日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、新型コロナウイルスワクチンについて、「ワクチン国家主義」はすべての人にとって有害であり、各国間の協力が脆弱(ぜいじゃく)なことが感染終息に必要な世界規模のワクチン接種実現で大きな壁になっていると指摘した。

米外交誌フォーリン・ポリシーに寄稿した。

事務局長は、「ワクチンの選択肢が広がっているにもかかわらず、現在の製造能力では世界が必要とする量のうちわずかしか満たしていない。世界人口の大半をワクチン未接種のまま放置すれば、感染や死亡、ロックダウン(都市封鎖)の痛みが継続するばかりか、保護されない人々の間にウイルスがまん延し続け、新たな突然変異が生じる」と警告した。

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