May 6, 2020 / 2:55 PM / a month ago

独VW、中国で需要回復 自家用車への移動手段切り替えなどで

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の幹部は6日、新型コロナウイルス危機で落ち込んだ自動車需要が中国で回復しているとの見方を示した。上海で2013年4月撮影(2020年 ロイター/ALY SONG)

[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)の幹部は6日、新型コロナウイルス危機で落ち込んだ自動車需要が中国で回復しているとの見方を示した。移動手段を公共交通機関から自家用車に切り替えるため、新たに自動車を購入する消費者が増えているほか、高級車の販売も伸長したという。ただ、他の地域では中国ほど需要は持ち直していないとした。

VWブランドの乗用車販売・マーケティング担当責任者、ユルゲン・スタックマン氏は、4月最終週の中国での乗用車販売が前年同期の水準を上回ったと指摘。「中国がV字回復を迎えることは明らか」とした一方、「欧州のV字回復は期待していない」と述べた。

スタックマン氏によると、4月の売上高はドイツで前年比60%減。欧州の他の地域で85%減。イタリアやスペインなどの主要市場が低迷したという。北米では50%減、南米では81%減となった。

中国での需要回復の背景として、スタックマン氏は「公共交通機関を避けたいとの思いが、個人の移動手段所有に向かわせているかもしれない」と分析。新型コロナ抑制措置の緩和後、中国で展開している低価格ブランド「ジェッタ」の市場シェアが拡大したと明かした。

VW中国の幹部、シュテファン・べレンシュタイン氏は同日、リンクトインへの投稿で、中国で初めて自動車を購入する消費者が足元で全体の60%を占めていると指摘。また富裕層も市場に戻り始めており、新型コロナの感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置にもかかわらず、中国ではベントレーやアウディ、ポルシェなど高級車ブランドが第1・四半期に前年比で過去最大の伸びを記録したと明かした。

一方、スタックマン氏は、中国以外では工場やショールームの再開が段階的なものにとどまっており、需要の回復はまちまちと言及。欧州ではイタリア、スペイン、フランスなど南欧諸国が深刻な打撃を受けており、回復には時間がかかると予想される一方、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ドイツなど北欧諸国は堅調で、ドイツの4月売上高の前年比の伸びは通常水準を維持したと述べた。

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