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WHO、コロナワクチン争奪戦に苦言 「不道徳で感染もやまず」

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日、富裕国が新型コロナウイルスワクチンを買いだめする限り、コロナ感染は収束しないとした上で、ワクチンの争奪戦に苦言を呈した(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 29日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日、富裕国が新型コロナウイルスワクチンを買いだめする限り、コロナ感染は収束しないとした上で、ワクチンの争奪戦に苦言を呈した。

「われわれがワクチンをため込んで共有しなければ3つの大きな問題が生じる。まず道徳にもとるし、新型コロナは感染がやまず、世界経済の回復も相当遅れる」とした上で、「われわれが正しい選択をすることを願っている」と述べた。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、最前線で働く人々のことを考えねばならないときに、各国は「ケーキを巡って争っている」と非難。貧困国の医療従事者らは「パンくずさえ得ていない」と訴えた。

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