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WHO、新しい病原体調査の専門家募集開始 コロナ起源の検証も

 8月23日、世界保健機関(WHO)は20日、動物から人間に感染し、新型コロナウイルスのようなパンデミック(世界的大流行)を引き起こす可能性が高い新しい病原体が将来発生した場合に調査に助言する科学諮問グループのメンバー募集を開始、「高い見識」を備えた専門家を求めていると表明した。写真はジュネーブで4月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 20日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は20日、動物から人間に感染し、新型コロナウイルスのようなパンデミック(世界的大流行)を引き起こす可能性が高い新しい病原体が将来発生した場合に調査に助言する科学諮問グループのメンバー募集を開始、「高い見識」を備えた専門家を求めていると表明した。

新たな科学諮問グループは、中国で2019年終盤に発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の起源に関する追加調査の進展状況も検証する。

WHOの感染症専門家、マリア・バンケルコフ氏は「われわれは最も高い見識を取り込む必要がある。また、学際的であるべきだ」と指摘。

科学諮問グループについては、WHOのテドロス事務局長が7月に発表。発表文によると、25人の専門家で構成し、9月下旬に最初のオンライン会合を開く見通し。

バンケルコフ氏は「過去20年に多くの病原体が出現あるいは再出現した。SARS、MERS、さまざまな鳥インフルエンザ、ジカ熱、黄熱、そして無論、SARS-CoV-2だ」と説明。

中東呼吸器症候群(MERS)について、コウモリ由来のウイルスがヒトコブラクダを介して人に感染すると分かるまでに1年以上がかかったと述懐した。

新たな諮問グループは新しい病原体が出現した際に行う動物や人、食品、環境、バイオセーフティーに関する研究や、研究所における調査のルールについて世界的な枠組みを設定する見通しだとした。

「全てに地政学が絡むため、次に向けて非常にしっかりとした技術的・科学的枠組みを確立させたい。この次がきっとあるからだ」と述べた。

WHO主導のチームは今年、新型コロナが最初に確認された中国湖北省武漢市で調査を実施し、3月に中国と共同でまとめた報告書で、コウモリ由来のウイルスが別の動物を介して人間に感染した可能性が高いとの結論をまとめたが、さらなる調査が必要だとした。

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