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コロナ起源調査、米国に焦点移すべき─中国の専門家=環球時報

 6月17日、中国の疫学専門家は、2019年12月に米国内で新型コロナウイルスの感染者がいた可能性を示す研究結果を受け、ウイルスの起源を巡る次の段階の調査では米国に焦点を当てるべきとの見方を示した。写真はウイルスの起源を調査するWHOメンバーが訪問している病院。中国の武漢で1月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[上海 17日 ロイター] - 中国の疫学専門家は、2019年12月に米国内で新型コロナウイルスの感染者がいた可能性を示す研究結果を受け、ウイルスの起源を巡る次の段階の調査では米国に焦点を当てるべきとの見方を示した。国営メディアが17日に報じた。

米国立衛生研究所(NIH)は今週、米国で初めて新型コロナ感染が報告される数週間前の19年12月に、米5州で少なくとも7人が新型コロナに感染していたことを示す研究結果を公表した。

中国共産党系メディアの環球時報によると、中国疾病予防コントロールセンターの主任疫学者、Zeng Guang氏は、調査の焦点を米国に移すべきだと述べ、米国は感染拡大初期の検査が遅かったほか、多くの生物学研究所が存在すると指摘。「米国にある生物兵器関連の実験素材を全て調査の対象にすべき」との考えを示した。

NIHの研究結果について、中国外務省の趙立堅報道官は16日、新型コロナ流行に「複数の起源」があるのは今や「明白」だとし、他国も世界保健機関(WHO)に協力すべきと述べている。

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