[ジュネーブ/ロンドン 24日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は24日、エボラ出血熱ワクチンを2015年半ばまでに約20万人分用意できる可能性があるとの見通しを示した。
WHOは、使用が有力視されているワクチン2種類が、ヒトを対象とした臨床試験段階にあることを確認。さらに、治験薬5種類が開発中で、来年にも臨床試験が始まることを明らかにした。
WHO事務局長補のマリー・ポール・キーニー氏は「2015年上期末までに、数十万人分のワクチンが用意できる見通しだ。20万人分に達する可能性もあるが、それ以下もしくはそれ以上になることもあり得る」と語った。
ワクチンのヒトを対象とした試験を進めているのは英グラクソ・スミスクラインGSK.Lと米ニューリンク・ジェネィテクスNLNK.O。
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)JNJ.Nも、年明け1月から治験薬のヒトへの臨床試験開始を目指している。
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