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WHO、難民・移民への医療提供訴え 拒否は人権侵害と指摘

[20日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は20日、数百万人の移民や難民が避難先で充分な医療措置を受けられていないとし、人権として医療制度に組み込まれるべきとの見解を示した。

WHOは世界の医療制度における移民対応に関する初の分析リポートを発表。国境を超える脆弱な人々を支援するため緊急の対応を求めた。

WHOの医療・移民担当責任者サンティノ・セベローニ氏は、「医療提供は国境で区切られるものではない。移民の立場は差別要素ではなく、医療制度構築と強化に向けた政策の原動力になるべき」との声明を発表した。

疾病や飢餓、気候変動、戦争で大量の移動が起こり、さらにウクライナ紛争により避難民が史上初めて1億人を突破。こうした事態が、既に新型コロナウイルス感染流行で打撃を受けている国の医療に対する試練となっている。

WHOのテドロス事務局長は「リポートが示すように、難民や移民は入手可能な統計に全て表れておらず、この深刻なギャップは埋める必要がある」と指摘した。

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