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米インフル入院率が10年ぶり高水準、ワクチン接種率低下で=厚生省

米厚生省は4日、今年は米インフルエンザ流行が例年より早く秋から始まっており、インフル患者の入院率が今の時期としては約10年ぶりの高さになっているとの警告を出した。写真は2013年1月、ニューヨークで撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米厚生省は4日、今年は米インフルエンザ流行が例年より早く秋から始まっており、インフル患者の入院率が今の時期としては約10年ぶりの高さになっているとの警告を出した。インフルワクチンの接種率が下がっているためとみられ、RSウイルスによる呼吸器感染症と新型コロナウイルス感染症とあいまって、医療施設が三重の圧迫を受けていると指摘した。

同省はワクチン接種の重要性を訴えるとともに、連邦政府から追加の支援が必要になるかもしれない州には援助を提供すると表明した。

オコネル厚生次官補は4日、記者団に対し、「この冬にわれわれが難局に直面するのは疑いない」と指摘。インフルそのものは今のところはまだ、例年より深刻化する様相は見せていないが、例年より早く始まったとの懸念を表明した。

厚生省によると、今年はこれまでのところ、インフルワクチン接種を受けた成人が昨年の同じ時期より500万人少ない。子どもでは昨年並みだが、コロナ禍前よりは少ないという。妊婦の同ワクチン接種も今年約5%少ないとし、接種率の低さに警鐘を鳴らした。

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