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アストラゼネカのコロナ治験中断「珍しくない」、専門家ら指摘

[ワシントン 9日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を世界的に中断したことについて、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は9日、残念ではあるが、ワクチン開発における安全対策としては珍しくないという考えを示した。

アストラゼネカは、被験者の1人に原因不明の疾患が生じたとした上で、独立委員会による安全性データの検証を行うため、ワクチン投与を自主的に中断したと発表した。

ファウチ氏はCBSの番組で「アストラゼネカのワクチン候補に重篤な有害事象が発生したことを受け、事実関係が正確に判明するまで、残りの被験者の登録を保留するということだ」と指摘。「こうした措置は治験における安全弁の一つであり、それが起こったことは残念だが、問題が解決し、治験が再開することを願う」と述べた。

世界保健機関(WHO)は、治験中の被験者に見られる原因不明の疾患を検証するのは異例でないとし、「ワクチン開発者が治験の科学的整合性を保証し、ワクチン開発の標準的なガイドラインやルールを順守していることに満足している」と表明。被験者の安全性およびワクチンの最終的な安全性や有効性を確保するため、全てのワクチン治験において確立された試験プロトコルを厳格に順守することを推奨するとした。

WHOの主任科学者、ソミヤ・スワミナサン氏は、安全性が第一と強調した上で、「スピードが話題になっているからといって、普通に評価される事柄について妥協したり手を抜いたりするわけではない」と述べた。

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