[ドバイ 24日 ロイター] - イラン中央銀行のヘンマティ総裁は24日、新型コロナウイルスワクチンを輸入するための海外送金を米国が承認したと明らかにした。
イランは、低・中所得国への公平なワクチン供給に取り組む「COVAX(コバックス)」を通じてワクチンを確保する計画だが、ヘンマティ総裁によると、まず1680万回分のワクチンの代金、約2億4400万ドルをスイスの銀行に送金することを米財務省が承認したと明らかにした。
イランはこれまで、米国の制裁がコバックスへの送金を妨げていると批判していた。中銀総裁は国営テレビで米国は世界の世論の圧力によりこの送金を認めた、とコメントした。
保健当局によると、直近の1日当たり死者は152人で9月18日以来の低水準となった。死者の累計は5万4308人。主要都市での夜間の行動規制などにより、死者は減少傾向にある。
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