[ボストン 24日 ロイター] - 事業再編や取締役の刷新、企業売却などを求めて米企業を揺さぶるアクティビスト(物言う株主)の今年の利益率が2桁に達し、過去6年間で最高となった。
ヘッジファンドリサーチによると、アクティビストの11月末までの利益率は平均で13.09%。ウィリアム・アックマン氏、バリー・ローゼンスタイン氏、グレン・ウェリング氏などが率いるヘッジファンドの利益率が2桁台後半となったことで、他のヘッジファンド全体の利益率(平均8.5%)を上回った。
2018年のアクティビストの利益率は株式市場の低迷により平均で10.4%減だった。
アクティビスト・インサイトのデータによると、アクティビストが標的にした米企業数は12月中旬までで464社と昨年とほぼ同数。
投資家などによると、中小企業には非効率な部分が多くあり、アクティビストは来年さらに良好なパフォーマンスを上げると期待されている。
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