October 4, 2015 / 9:48 PM / 2 years ago

米ヘッジファンドの業績、金融危機以来最悪の年に

[ボストン 2日 ロイター] - 米国のヘッジファンド各社は、今年の業績が2008年の金融危機以来最悪の年となることに身構えている。9月にはヘルスケア株とバイオ株の急落が引き金となり、名の知れたファンドの一部に2桁の損失が出る事態となった。

中国経済の減速懸念で世界同時株安が起きた8月に続き、9月はバイオ株の急落で多くのヘッジファンドマネジャーが損失を出した。

ヘッジファンドマネジャーらの収益を調査しているシンメトリックIOのサム・アッバス社長は「これらの一部は金融危機以来最悪の数字だ」と述べた。

信用危機が襲った08年にヘッジファンドは平均で19%の損失を被った。ヘッジファンド・リサーチのデータによると、それ以降でマイナスとなった年は5.25%の損失が出た11年のみだった。

バイオ株は8月の最初の急落時には比較的よく持ちこたえたが、9月になって大きく値を下げた。

アーテミス・ウェルス・アドバイザーズの最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者(CIO)のピーター・ラップ氏は「(バイオ株は)残っていた唯一のとりでとして多くのヘッジファンドが身を潜めていたが、それも今や崩れた」と説明。その上で、9月の配当を顧客に出すヘッジファンドが増えるにつれ、大きなマイナスのサプライズがあるとの見方を示した。

    ある投資家によると、ラリー・ロビンス氏率いるグレンビュー・キャピタル・マネジメントは9月に12.35%のマイナスとなった。同社はテネット・ヘルスケア(THC.N)やコミュニティー・ヘルス・システムズ(CYH.N)、マイラン(MYL.O)など2桁安となったヘルスケア株に投資していた。グレンビューは8月はほぼ横ばいだったにもかかわらず、現在は年初来で12.8%の損失を出している。

    ネハル・コプラ氏率いるタイガー・ラタンの関係者2人によると、同ファンドも8月末時点で21%のリターンがあったが、ホライゾン・ファーマ(HZNP.O)やバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(VRX.TO)、マイランの株価下落で上げ幅を全て失い、マイナス圏に転じたという。

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