[サンクトペテルブルク 29日 ロイター] - ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館で、ベルギー出身の現代アーティスト、ヤン・ファーブルの動物のはく製を使った作品の展示が物議を醸している。
先月始まった「Knight of Despair/Warrior of Beauty」と題された展示では、ファーブルの白鳥、野うさぎ、犬などのはく製がインスタレーションに含まれていて、動物愛護団体や美術愛好家から反発を招いている。ソーシャルメディアでは、「エルミタージュにふさわしくない作品だ」との投稿も見られる。
エルミタージュ美術館では、一部の展示見学は16歳以上が望ましいとしているが、ファーブルの作品は「生と死」といったテーマを追求したものだと擁護している。
ヤン・ファーブルの作品は、これまでもパリのルーブル美術館など世界各地で展示されている。
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