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ECB理事会後のドラギ総裁の発言要旨

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.05%に据え置いた。金利据え置きは予想通り。

 1月21日、ECBは主要政策金利のリファイナンス金利を0.05%に据え置いた。写真はフランクフルトで記者会見に臨むドラギ総裁。同日撮影(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

上限金利の限界貸出金利も0.30%に、下限金利の中銀預金金利もマイナス0.30%に据え置いた。

ドラギECB総裁の会見での発言要旨は以下の通り。

<行動の用意>

理事会には、行動する能力や意欲、決意がある。当然われわれの使命の範囲内だが、行動に制約が無いというのが事実だ。

<金利>

われわれは(政策金利が)長期にわたり現在の水準以下にとどまると予想する。

<リスクは増大>

新興市場国の成長見通しをめぐる不透明性の強まりや金融・商品(コモディティ)市場の変動、地政学的リスクに伴い、下振れリスクが年初以降、再び増大した。

<政策スタンス、3月に再考の可能性>

マクロ経済に関する新しいスタッフ予想が入手可能となる3月初めの次回会合で、われわれの金融政策スタンスを見直し、恐らく再検討する必要があるだろう。

<回復進む見通し>

景気回復が進むとみている。財政再建や構造改革におけるこれまでの進展や、われわれの金融政策措置、金融情勢への好ましい影響が内需を一段と下支えするだろう。

<成長見通しめぐるリスク>

ユーロ圏の成長見通しへのリスクは依然下向きだ。

<インフレは著しく低下する見通し>

現在の原油先物相場の動向を踏まえると、2016年の欧州連合(EU)基準の消費者物価指数(HICP)見通しは、昨年12月初旬に示した予測を著しく下回る。

インフレ率は今後数カ月、極めて低い水準もしくはマイナスで推移し、年内のより後の段階でしか上向かないと見込む。

<二次的影響リスクを注視>

ECBの金融政策措置や、想定される景気回復を追い風に、インフレ率の回復継続が見込まれるが、二次的影響のリスクを注視すべきだ。

<限度は無い>

インフレ率が2%を下回るが近辺という目標を達成する使命の範囲内で、政策手段を講じる意欲に上限は無い。そのことを疑うべきでなく、われわれは周知の通り数多くの手段を持っている。

<政策を状況の変化に適応させる>

ECBが政策手段を状況の変化に適応させていることは明白だ。国際情勢が要因となり、状況は変化する。

<金融危機前のような状況ではない>

ECBの金融政策が金融不安定性の要因になっていないかどうかを見極めるため、金融、銀行セクターを中心に市場の動向を常に監視している。

これまでのところ、金融危機前に見られような金融不安定性の兆候は確認していない。

<原油相場動向の二次的影響>

原油相場の動きに伴う二次的影響はないが、警戒する必要はある。

(コアインフレ率と賃金を踏まえ)楽観的となる根拠はさほど見当たらない。

長期的な原油価格の下落が二次的影響を及ぼす可能性があるという事実を真剣に受け止める必要があり、ECBは二次的影響に対し、断固として行動する考えだ。

<中国の金融当局>

中国当局は責任ある行動を取ることで高い評価を得ており、過去2週間で実施した措置は、しっかりとした金融政策の舵取りを行っていることを示している。

*内容を追加して再送します。

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