October 26, 2018 / 8:02 AM / 25 days ago

日立の4─9月期営業益は過去最高、米中摩擦懸念で通期据え置き

[東京 26日 ロイター] - 日立製作所(6501.T)が26日発表した2018年4─9月期連結決算(国際会計基準)は調整後営業利益が前年比13.6%増の3445億円に拡大した。鉄道などの社会・産業システムや情報・通信システム、建設機械などが堅調に推移、4─9月期として過去最高を更新した。最終利益も前年比20.2%増の1929億円と過去最高だった。

 10月26日、日立製作所が発表した2018年4─9月期連結決算(国際会計基準)は調整後営業利益が前年比13.6%増の3445億円に拡大した。写真は千葉で2017年10月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

売上高に当たる売上収益は前年比2.6%増の4兆4918億円だった。買収の影響で日立化成(4217.T)などの高機能材料が伸びたほか、社会・産業システムや建設機械も順調に拡大した。

ただ、高機能材料は原材料価格の影響などで利益面では苦戦。自動車機器のオートモティブシステムも北米事業の不振で減収・減益となった。

同社は同日、車載情報機器などを手掛ける連結子会社クラリオン(6796.T)を仏自動車部品大手フォルシア(EPED.PA)に売却すると発表した。2019年3月期連結決算で事業再編等利益として約650億円を計上する予定。

会見した西山光秋・最高財務責任者(CFO)はオートモティブシステムについて「売り上げ減と生産性の改善の遅れで非常に厳しい状況にある」との認識を示したが、「重要なビジネスであることに変わりはない。今後はより得意な制御分野に集中する」と強調した。クラリオンとは今後も協力関係を継続する。

通期業績予想は据え置いた。調整後営業利益予想は前年比4.9%増の7500億円と、リフィニティブがまとめたアナリスト18人の予想平均値7686億円をやや下回っている。

西山CFOは業績予想について「オートモティブシステムと日立化成以外は堅調だが、(米中貿易摩擦の影響で)下期のマクロ環境が非常に見通しにくいので、年度見通しを据え置いた」と説明。「事業リスクとマクロ経済リスクとして、4─6月期と同じ200億円程度のリスクバッファーを織り込んだ」と語った。

ただ、貿易摩擦の直接的な影響はないという。

<台湾の永大にTOBへ>

日立は同日、台湾のエレベーター大手、永大機電(1507.TW)株式の買い付け(TOB)を実施すると発表した。日立と日立ビルシステムを合わせるとすでに11.7%を保有しているが、TOBで完全子会社化を目指す。

TOBは2019年度に実施予定。買付資金は約780億円。

西山CFOは「中国では3─4位のポジションにあるが、永大と一緒になることで2021年ごろにはトップメーカーになりたい」とシェア拡大に意欲を示した。

*内容を追加しました。

志田義寧

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