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中国、理財商品の相互取引開始 広東省・香港・マカオで

中国は10日、南部広東省と香港・マカオの「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア、GBA)」における金融商品の相互投資制度「越境理財通(クロスボーダー・ウェルス・マネジメント・コネクト=WMC)」を開始すると発表した。マカオタワーで2015年撮影。(2021年 ロイター/Bobby Yip)

[香港 10日 ロイター] - 中国は10日、南部広東省と香港・マカオの「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア、GBA)」における金融商品の相互投資制度「越境理財通(クロスボーダー・ウェルス・マネジメント・コネクト=WMC)」を開始すると発表した。

香港金融管理局(HKMA)によると、総投資枠は3000億元(465億3000万ドル)。

HKMAの余偉文(エディー・ユー)総裁は声明で「このスキームはGBAの個人投資家の投資の選択肢を広げるだけでなく、GBAの銀行・ウェルスマネジメント業界に新たな機会を生むことになる」と表明。人民元の越境利用を促進し、オフショア元の国際ハブとしての香港の地位もさらに強化されると述べた。

エドモンド・ラウHKMA副総裁は会見で、すでに香港の銀行20行がスキームへの参加に関心を示していると明らかにし、好評なら投資枠を拡大する可能性があると述べた。

外国の銀行・資産運用会社もWMC開始を歓迎。

JPモルガン・アセット・マネジメント(香港)の責任者エリッサ・ング氏は「WMCスキームは、中国の金融市場自由化にとって重要な節目だ」と述べた。

DBS香港のセバスチャン・パレデス最高経営責任者(CEO)は、同社の香港トレジャリー・ウェルス事業において今後3年で顧客の4分の1はGBAが占めると予想する。

HKMAによると、本土投資家に販売できる理財商品は、主に預金や香港の株・債券ファンド。当初の投資枠は南行き、北行きそれぞれ1500億元が上限、個人の投資枠は100万元となる。

中国は金融市場の開放を進めてきた。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・副総裁は9日の会見で、中国本土と香港間の債券相互取引である「債券通(ボンド・コネクト)」について、中国本土の投資家による香港市場での取引「南向通」が近く始まるとの見通しを示した。

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