February 12, 2020 / 4:01 PM / 5 months ago

ホンダ、新型「フィット」を14日発売 トヨタ「ヤリス」と小型車対決

ホンダは14日に小型車「フィット」の4代目となる新型車を日本で発売する。フィットは同社にとって国内最多の保有台数180万台超を誇る最重要車種。昨年10月の東京モーターショーで撮影(2020年 ロイター/Edgar Su)

[東京 13日 ロイター] - ホンダ(7267.T)は14日に小型車「フィット」の4代目となる新型車を日本で発売する。フィットは同社にとって国内最多の保有台数180万台超を誇る最重要車種。今夏には欧州にも投入する世界戦略車だ。先進安全運転支援システムなど機能面のほか、乗り心地など感性的な価値も追求した。既存ユーザーの買い替えを促し、新規顧客の開拓も狙う。

フィットが属するコンパクトハッチバックは登録車(排気量660cc超)の市場で約4割を占める国内最大のセグメント。競合車となるトヨタ自動車(7203.T)の「ヤリス」の新型車も10日に発売されたばかり。両社を代表する小型車の発売月が重なったことで、対決の注目度が高まっている。

フィットは2001年の初代発売以来、1月末までの国内累計販売台数は269万台。今回は約7年ぶりの全面改良で、国内販売は月1万台を計画。昨年12月中旬ごろから開始した予約注文は約1万7000台となっている。

開発責任者の田中健樹氏は、従来車の魅力だった広い室内空間や燃費などの性能以上に、新型フィットではフロントガラスでの視界の広がり・乗り心地・座り心地・使い心地といった「数値では表せない感性的な価値」を訴求したと説明。「車選びの基準が変わってきており、燃費や走りの良さだけでは車は選ばれなくなっている」と指摘。「新型フィットは『心地良さ』を売る車。試乗した上で買ってもらいたい」と述べた。

ホンダには3年連続国内販売首位(登録車含む)の軽自動車「N―BOX」シリーズがあり、新型フィットとの食い合いを懸念する声もある。こうした声に対し、日本事業担当の寺谷公良執行役員は「1台で全てを賄うという意味で、顧客が多少は重なることもあると思う」としつつ、「N―BOXの属するスーパーハイトワゴン、フィットの属するコンパクトハッチバック、それぞれでマーケットボリュームが大きく、各市場でトップレベル。さほど食い合いは気にしていない」と自信を見せた。

新型フィットはブレーキ部品の不具合により発売予定時期が3カ月ほど遅れ、今期業績に少なからずマイナス影響が出たが、NーBOXなどが好調に推移したこともあって「トータルでは相殺されている」(寺谷氏)という。

新型フィットの価格(消費税込み)は、ガソリン車(排気量1300cc)が155万7600円から、ハイブリッド車(HV)は199万7600円から。新型ヤリスは、ガソリン車(1000ccと1500cc)が139万5000円から、HV(1500cc)が199万8000円から。

新型ヤリスの国内販売目標は月7800台。日本ではこれまで「ヴィッツ」の車名で販売していたが、8年ぶりとなる全面改良を機に海外名のヤリスに統一。最新の予防安全技術も標準装備した。欧州でも今年下期から発売する。

新型ヤリスは世界ラリー選手権(WRC)での活躍も意識して名付けられており、デザインなどはシャープで男性的な印象だ。一方、新型フィットはヤリスと比べ、ヘッドライトなども丸みを帯び、優しい女性的な印象を打ち出している。小型車対決でどちらに軍配が上がるのか注目される。

白木真紀

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