[北京 6日 ロイター] - 香港で民主派デモが続く中、中国共産党の中央理論機関誌「求是」の最新版は、西側諸国の民主主義をむやみに踏襲することは惨事を招くだけとの見解を示した。
同誌は、アフガニスタンやエジプト、イラク、リビアなど民主化を進めようとした国々で暴力行為や混乱が続いていることに言及し、西側の民主主義はすべての国に適しているわけではないと指摘。
「西側は常に自らの民主主義が『普遍的価値』だと誇示し、民主主義に別の形があること否定している。西側の民主主義は本質的に欠陥があり、『普遍的価値』ではない。むやみにまねることは惨事につながる可能性がある」としている。
同誌は、香港には言及していない。
香港では次期長官選挙をめぐって1週間前から、民主派デモが続いている。