[香港 13日 ロイター] - 香港政府が13日発表した第1・四半期の域内総生産(GDP)は前年同期比4%減少した。厳格な新型コロナウイルス対策の影響で5四半期ぶりのマイナス成長となった。
昨年第4・四半期は4.7%増だった。
前期比(季節調整済み)では3%のマイナス。
政府は輸出見通しの悪化を理由に、2022年のGDP予測を2─3.5%から1─2%へ引き下げた。声明で「世界経済の見通しの悪化が引き続き香港の輸出を圧迫する可能性がある」と指摘した。
新型コロナの流行が落ち着き行動制限が徐々に緩和されていることから、経済活動は一定の回復が見込まれると予想した。消費を促進するクーポン券の発行が内需を下支えするとした。
モルガン・スタンレーは22年の香港のGDP伸び率を0.5%と予想した。
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