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香港住宅価格、1月は前月比+0.6% 8カ月ぶり上昇

 2月24日公表の公式統計によると、香港の1月の民間住宅価格は前月比0.6%上昇と、8カ月ぶりに上昇に転じた。写真は2015年7月、香港・西九龍で撮影(2023年 ロイター企業/Bobby Yip)

[香港 24日 ロイター] - 24日公表の公式統計によると、香港の1月の民間住宅価格は前月比0.6%上昇と、8カ月ぶりに上昇に転じた。

中国本土との境界再開や金利がピークに達するとの見方で心理が改善した。

昨年12月の改定値は前月比1.3%低下だった。

昨年の民間住宅価格は改定値で15.2%低下と、2008年以来初めて年間ベースで下落した。経済見通しの低迷、住宅ローン金利の上昇、新型コロナウイルス流行が影響した。

フランク・ナイト・グレーター・チャイナの幹部は「中国との境界再開に伴う『リベンジ型』の反発だろう。ただ、短期的には悪材料が引き続き価格を抑制する見通しだ」と述べた。

香港政府は22日、初回の住宅購入者を対象に印紙税を引き下げると発表。中・小型のアパートなど1000万香港ドル(127万ドル)以下の物件が対象となる。一般世帯の負担を軽減することが狙い。

陳茂波(ポール・チャン)財政官は住宅市場への影響は小さいと予想しているが、不動産代理店によると、現在の販売件数の80%は中・小型のアパートで、印紙税減税は心理の改善に寄与する可能性がある。

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