[香港 24日 ロイター] - 香港政府は24日、富裕層のファミリーオフィス(資産管理運用組織)を呼び込むための一連の措置を発表した。投資移民制度の見直し、新たな税制優遇などが盛り込まれている。
同日開かれた「ウェルス・フォー・グッド」サミットに合わせて発表された。このイベントには100以上のファミリーオフィスやビジネス関係者が出席したという。
今回の措置を打ち出した背景には、中国政府が統制強化目的で施行した香港国家安全維持法(国安法)のために多くの富裕層や企業がシンガポールなどの競合金融ハブにシフトしたことがある。
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